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こんばんは。ことのは。(@kotonohaho)です。
今日はまもなく発売のアンソロジー小説、
「注文の多い料理小説集」の発売に関すること、内容紹介、ストーリー考察を
書いていきます。
タイトルにもなっている通り、「料理」がテーマの小説です。
少し前から、小説に登場する料理の描写にハマっているので
私も、そして料理が好きな方も楽しめる小説になっていると思います。
●小説に料理が出てくるのが好きな人
●料理の描写が好きな人
●いろんな作家の作品に触れてみたい人
発売日情報
発売日 2020年4月8日(水)
価格 税抜650円(税込715円)
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 文庫版
初版奥付日 2020年4月10日
作品紹介
「料理」をめぐる極上の7つの物語
うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、
カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
おやつに金平糖はいかがですか?
物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事の
ない世界が広がります。小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
とびきり美味しいアンソロジー。
※文藝春秋BOOKSより引用
作家情報
☘柚木麻子☘
第88回オール讀物賞新人賞(2008年)
デビュー作「終点のあの子」(2010年)
☘伊吹有喜☘
第3回ポプラ社小説大賞特別賞(2008年)
デビュー作「風待ちの人」(2009年)
☘井上荒野☘
島清恋愛文学賞(2004年)、直木三十五賞(2008年)など
デビュー作「わたしのヌレエフ」(1989年)
☘坂井希久子☘
第88回オール讀物賞新人賞(2008年)、第1回髙田郁賞(2017年)
第6回歴史時代作家クラブ新人賞(2017年)
デビュー作「コイカツ 恋活」(2009年)
☘中村航☘
第39回文藝賞(2002年)、第26回野間文芸新人賞(2004年)
デビュー作「リレキショ」(2002年)
☘深緑野分☘
ミステリーズ!新人賞佳作(2010年)、神奈川文化賞未来賞(2017年)
第9回Twitter文学賞国内編第1位
デビュー作「オーブランの少女」(2010年)
☘柴田よしき☘
横溝正史賞(1995年)
デビュー作「RICOー女神の永遠」(1995年)
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作品の特徴
この小説は「料理」をテーマに7人の作家の作品を集めた
アンソロジー小説。
複数の作品とひとつの作品集としてまとめたもの。
※Wikipediaより引用
7人の作家さんのそれぞれのジャンル、持ち味、作風が
「料理」というテーマとどんなふうに表現されるのか見どころのひとつですね^^
〈小説に登場する料理〉
🍴塩むすびと冷たい緑茶🍴
🍴ハルピンのいちご水🍴
🍴全粒粉のカンパーニュに具をはさんだサンドイッチ🍴
🍴きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁🍴
🍴生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー🍴
🍴食堂のカレーライスと福神漬🍴
🍴星屑のような白い金平糖🍴
どれもおいしそうですね^^
文章だけでここまでおいしそうに感じられるので
実際に作家さんが描写する、料理内容はおなかがすくこと
間違いなし!ですね♪
料理名で少しわからない言葉を調べてみました!
まずは、きときと。
これは、富山の方言で「新鮮な」という意味です。
新鮮な海の幸、聞いているだけで食欲がそそられますね^^
ゲンゲ汁は、富山・新潟・秋田が主な産地の深海魚。
その深海魚を使ったプルプル食感、コラーゲンたっぷりのすまし汁です♫
ハルピンは、調べたんですがそれらしい情報は見つかりませんでした。。
ハルピンに関しては、どんなものなのか小説が発売されてからの
お楽しみですね^^
一番最初の塩むすびなんて、もう絶対おいしいとしか言えないですよね。
シンプルで素朴なのにすごくおいしい、これはもう最高の一品だと
思います。
食堂のカレーライスといったなじみのある料理と
カンパーニュや海の幸など少し手間のかかる料理まで
幅広くそろっていますね。
星屑のような金平糖も見た目の可愛さ100%ですね♪
それと、もう1つ表紙に注目してもらいたいです!
大正や昭和を思い出すようなどこか懐かしい昔ながらの
レストランをイメージできるような表紙になっています♪
タイトルのロゴにも注目ですよ〜(*^ω^*)
ストーリー考察
人間関係や料理の描写、友情を描いた作品からちょっぴりダークな
人間関係を書く柚木麻子さん。
いきいきとした人間模様から穏やかで優しい大人のラブストーリーを
書く伊吹有喜さん。
ドロドロした人間関係を書く井上荒野さん。
料理とどう絡めていくのか注目です👀
発表した小説に食べ物の名前が多く料理のおいしさ、見た目を
どんな感じで表現してくれるのか期待の坂井希久子さん。
恋愛小説が多く、平凡な日常の恋愛、繊細な表現が特徴の中村航さん。
恋愛と料理がいかに絡んでいくのか、料理が恋愛を引き立たせる
スパイスになりそうですね。
推理小説をメインに書く深緑野分さん。
ミステリーと料理の組み合わせは注目したいですね^^
料理がメインになるのか脇役になるのかに期待です♪
ミステリー、サスペンス、SF、伝奇、ホラー・恋愛と
幅広いジャンルを書く柴田よしきさん。
今回の小説ではどのジャンルになるのか注目です!
さて、これだけジャンルも作風も違う7人の作家さんが
どんな表現で楽しませてくれるのか、今から楽しみです♪
七人七様の小説が一度に一冊で楽しめる、すごくぜいたいくな
一冊だと思います。
ミステリーと絡んだ料理の小説の内容も気になるところですね。
それこそ、料理がメインでそれが事件を解くカギになるのか
それとも料理は脇役で少し箸休め的な要素で表現されるのかにも注目です。
7人の作家に7つの料理。
誰がどの料理について書くのか、それだけでも表現方法や作風も変わってくると
思うので、あわせて期待したいところですね^^
まとめ
発売まであと2日となった「注文の多い料理小説集」。
料理好きな方にはぜひとも読んでほしい一冊です!
読み始めたらお腹がすいてついつい何か食べてしまわないように
注意したいですね😁
料理だけでなく、表現される世界観も楽しみです♫
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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