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こんばんは✨ことのは。です。今日はすごく気になる新作の本を
見つけたので紹介したいと思います。
2年半ぶりの新作発表になる、貴志祐介さんの「罪人の選択」について書いていきます。
昔から貴志祐介さんが好きな私、この情報を知ったときは、かなり嬉しかったです😊
貴志祐介さんファンの方にはすごく嬉しい情報だと思うし、
期待の1冊になるのではないかなと思っています。
作者・貴志祐介さんについて
★貴志祐介さんプロフィール★
日本の小説家。
1959年1月3日大阪生まれ。男性。
ジャンルはホラー、ミステリー小説、
サイエンス・フィクションなど。
デビュー作は、「十三番目の人格 ISOLA」(1996年)
代表作に「黒い家」(1997年)、「青の炎」(2000年)
「硝子のハンマー」(2004年)、「悪の教典」(2010年)
「鍵のかかった部屋」(2011年)など。
⭐︎受賞歴⭐️
●1986年 「凍った嘴」で第12回ハヤカワ・SFコンテスト佳作。
●1996年 「ISOLA」で第3回日本ホラー小説大賞佳作。
●1997年 「黒い家」で第4回日本ホラー小説大賞受賞。
●2000年 「青の炎」で第21回吉川英治文学新人賞候補、第13回山本周五郎賞候補。
●2005年 「硝子のハンマー」で第58回日本推理作家協会賞(長編及び
連作短編集部門)受賞。
●2008年 「新世界より」で第29回日本SF大賞受賞。
●2009年 「新世界より」で第30回吉川英治文学新人賞候補。
●2010年 「悪の教典」で第1回山田風太郎賞受賞、第144回直木三十五賞候補。
●2011年 「悪の教典」で第32回吉川英治文学新人賞候補。
「ダークゾーン」で第23回将棋ペンクラブ大賞特別賞受賞。
職業 小説家。以前は保険会社に勤務。
※Wikipediaより引用。
✔️かなり独特な文才を持った方
✔️グロテスクな描写が割と多い
✔️難解ではあるものの気づけば引き込まれている
✔️長編が多く、盛り上がる(読み手がハマる)までは退屈に感じるかもしれないけど、後半からの巻き返しがすごい。一気に読み進められる。
〈防犯探偵・榎本シリーズ〉
●硝子のハンマー 2004年4月 角川書店/2007年10月 角川文庫
●狐火の家 2008年3月 角川書店/2011年9月 角川文庫
☞収録作品:狐火の家/黒い牙/盤端の迷宮/犬のみぞ知る Dog Knows
●鍵のかかった部屋 2011年7月 角川書店/2012年4月 角川文庫
☞収録作品:佇む男/鍵のかかった部屋/歪んだ箱/密室劇場
●ミステリークロック 2017年10月 角川書店
☞収録作品:ゆるやかな自殺/鏡の國の殺人/ミステリークロック/コロッサスの鉤爪
〈ノンシリーズ作品〉
●十三番目の人格ISOLA 1996年4月 角川ホラー文庫/1999年12月 角川書店
●黒い家 1997年6月 角川書店/1998年12月 角川ホラー文庫
1999年11月【映画版】角川ホラー文庫
●天使の囀り 1998年6月 角川書店/2000年12月 角川ホラー文庫
●クリムゾンの迷宮 1999年4月 角川ホラー文庫/2003年2月 角川書店
●青の炎 1999年10月 角川書店/2002年10月 角川文庫
●新世界より 2008年1月 講談社【上・下】/2009年8月 講談社ノベルス
2011年1月 講談社文庫【上・中・下】
●悪の教典 2010年7月【上・下】/2011年11月文藝春秋ノベルス
2012年8月文春文庫【上・下】★ノベルス版と文庫版下巻には単行本未収録の書き下ろし掌編「秘密」「アクノキョウテン」を併録。
●ダークゾーン 2011年2月祥伝社/2012年8月ノン・ノベル/2017年12月角川文庫
●雀蜂 2013年10月 角川ホラー文庫
〈エッセイ集〉
●極楽鳥になる夢を見る 貴志祐介エッセイ集 2013年9月 青土社
〈アンソロジー〉
「」内が貴志祐介の作品
●ベスト本格ミステリ2012 2012年6月 講談社ノベルス「密室劇場」
☞【改題】探偵の殺される夜 本格短編ベスト・セレクション 2016年1月講談社文庫
●ザ・ベストミステリーズ推理小説年鑑2013 2013年4月講談社「ゆるやかな自殺」
☞【分冊・改題】Symphony漆黒の協奏曲ミステリー傑作選 2016年4月講談社文庫
●SFマガジン700【国内篇】 2014年5月 ハヤカワ文庫SF「夜の記憶」
●サイドストーリーズ 2015年3月 角川文庫「一服ひろばの謎」「鍵のかかった部屋」番外編
〈単著未収録・未刊行作品〉
【長編】
●死が二人を結ぶまで 角川書店「KADOKAWAミステリ」1999年11月号~2001年8月号、連載終了
●新世界ゼロ年 講談社「小説現代」2011年8月号 連載中
●We are all alone 角川春樹事務所「ランティエ」2011年9月号-2014年5月号 連載終了
●擁壁の町 日本経済新聞社「日本経済新聞」2014年10月14日-2015年12月28日連載終了
●赤い雨 文藝春秋「別冊文藝春秋」2015年6月号 連載中
【短編】
●凍った嘴 第12回ハヤカワ・SFコンテスト佳作「SFマガジン」1986年11月号にあらすじのみ掲載
●夜の記憶 早川書房「SFマガジン」1987年9月号、2009年4月号
●呪文 徳間書店「SF Japan」2009年秋号
●餓鬼の田 集英社「小説すばる」2009年11月号
●罪人の選択 文藝春秋「別冊文藝春秋」2012年7月号
●穴埋め問題 読売新聞社「読売新聞」2012年10月2日朝刊
〈メディアミックス〉
【映画】
●黒い家 1999年11月13日公開 配給:松竹 監督:森田芳光 主演:内野聖陽、大竹しのぶ
●ISOLA多重人格少女 2000年1月22日公開、配給:東宝 監督:水谷俊之 主演:木村佳乃 原作:十三番目の人格ISOLA
●青の炎 2003年3月15日公開 配給:東宝 監督:蜷川幸雄 主演:二宮和也
●검은 집(黒い家) 【韓国版】2007年6月21日公開 監督:シン・テラ 主演:ファン・ジョンミン
●悪の教典 2012年11月10日公開 配給:東宝 監督:三池崇史 主演:伊藤英明 R15+指定
〈テレビドラマ〉
●鍵のかかった部屋 2012年4月16日-6月25日 全11話 フジテレビ系 主演:大野智
原作:鍵のかかった部屋/硝子のハンマー/狐火の家
〈配信ドラマ〉
●悪の教典ー序章ー 2012年10月15日配信開始、 全4話 BeeTV/dマーケット VIDEOストア 主演:伊藤英明 原作:悪の教典
〈テレビアニメ〉
●新世界より 2012年10月2日-2013年3月22日 テレビ朝日系 監督:石浜真史 主演(声)種田梨沙ほか
〈漫画〉
●ISOLA多重人格少女 画:凛野ミキ 1999年12月角川書店
●青の炎 画:新井理恵 2003年3月 角川書店
●新世界より 画:及川徹 2012年10月 講談社コミックス
●悪の教典 画:鳥山英司 2012年10月 講談社アフタヌーンKC
●クリムゾンの迷宮 画:三上達矢 2013年1月-2014年6月小学館ビッグコミックス
〈出演〉
【映画】
●黒い家 1999年11月13日公開 松竹 営業マン役
●ISOLA多重人格少女 200年1月22日公開 東宝 カメオ出演
●悪の教典 2012年11月10日公開 東宝 教師役
〈ラジオ〉
●ラジオ版学問ノススメ 2013年11月3日放送
●People編集長!お時間です。 2015年9月23日
〈テレビドラマ〉
●鍵のかかった部屋 第3話 2012年4月30日 フジテレビ系 毒島薫 役
〈テレビアニメ〉(出演)
●新世界より 第3話 テレビ朝日系 カメオ出演(狩猟民族役)
〈情報番組〉
●ベストセラーBOOK TV 2011年8月5日 BSイレブン ゲスト出演
●辰巳琢郎のワイン番組 2012年11月17日 BSフジ ゲスト出演
●加藤浩次の本気対談!コージ魂!! 2013年2月14日 BS日テレ ゲスト出演
※Wikipediaより引用
罪人の選択 発売日前情報
発売日 2020年3月27日
価格 1,600円+税(税込1,760円)
ページ数 328ページ
初版奥付日 2020年3月30日
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
さて、このブログを書くのに「罪人の選択」について
いろいろ調べていたら、初めて目にすることがあったので
簡単に説明したいと思います。
それは、初版奥付日。
発売日は文字通り発売する日なので、問題はないですが
この「罪人の選択」の初版奥付日を見ると2020年3月30日。
発売日から3日後。
初耳の方や、何となく見たことあるかもだけど、意味は知らない。って方
多いんじゃないかなと思ったので調べてみました💡
初版(しょはん)とは、出版された書物の最初の版。第1版ともいう。同一の版のうち最初に印刷されたものを初刷(しょずり、はつずり)、または第1刷(だいいちずり)という。また、一般的には初版初刷のことを単に初版ということが多い。
初版が重版された場合、その本の奥付には「初版第○刷」「第1版第○刷」(○は重版回数)と表記される。重版の際内容の変更や訂正があった場合は、「第○版」(○は改訂・訂正回数)と表記されるのが普通だが、角川書店などは内容の変更がなくても、重版回数を基準に「第○版」(○は重版回数)と表記している。しばしば初刷を初版と誤解して用いられることがあるのは、こういう事例があるのが原因である。
初刷は最も誤字、脱字、乱丁などのミスが多いが、それでも、その出版物を世の中に初めて出したときの形なので、愛好家の間では特別視されることもある。初版の刷り部数が少なかったが後世評価が上がった本の場合、初版本は珍重され、オークション等で高値がつくケースも多い。
※Wikipediaより引用。
純粋に一番最初に印刷されたものが初版なんですね。
だったら、発売日と初版奥付日は一緒でいいんじゃないの?
って思いますよね。
これは、場所によって入荷日が変わり、特に地方では
発売から少し経ってやっと手に取れることありますよね。
そういうズレがあるので、初版奥付日は発売日よりも
先の日付になっています。
後は、新刊は3ヶ月返品が出来ない決まりがあり
お店側がその3ヶ月を判断するために初版奥付日を見るそうです。
なので、もし返品があった場合少しでも遅らせるために
発売日よりも先の日付を載せているとか。
さて、もう1つ気になることがあったので、これも軽く触れておきたいと思います。
ある小説のいろんな情報が載っている最後の方のページに、
〈2011年1月14日第1刷発行〉
〈2012年5月8日第8刷発行〉
この「刷」というのは、印刷された回数を表しています。
初版とは原版のことで、第8刷というのは
ということです。
これがもし《第2版》とついていた場合、誤字や脱字を修正したものになりますね。
刷=印刷回数
版=修正された原版の数
と覚えておけばわかりやすいかなと思います。
なので、第2版第1刷は2つ目の原版を1回印刷していますという意味になります。
初版の場合は、どうしても誤字脱字があったりするので
どんどん修正をしていったりするので、初版は貴重なものになります。
修正されていくと誤字や脱字、内容が変わったりするので
初版は大事に取っておきたいものですね^^
ベストセラーになればなるほど、印刷の回数が増えて
第○刷の数字が大きくなっていきます。
ぜひ、この機会に本の奥付日や、初版なのかそうじゃないのか
チェックしてみてくださいね♫
私も、このことを知ってから意識して見るようにしたら
かなりおもしろいことに気づきました☘
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作品について
●ジャンル●4つのタイトルからなる作品集。SF。ミステリー。
●収録タイトル●
📚夜の記憶📚
📚呪文📚
📚罪人の選択📚
📚赤い雨📚
さて、貴志祐介さんの久々の新作ということで
かなり期待されている方もいらっしゃると思います。
そんな期待がさらに大きくなりそうな情報があります!
何と、貴志祐介さんがデビューする前に雑誌に掲載されていた
「幻の短編」と呼ばれる作品が今回、単行本初収録!🎉
これは、もうファンの方なら1日でも1秒でも早く読みたい作品だと思います。
それでは4つのタイトルについて、詳しく書いていきますね。
こちらが「幻の短編」と呼ばれている作品です。
雑誌に掲載されていたのは1987年なので約33年前の作品ということですね。
これだけ長い間、作品を書き続けているのはすごいことですし
そんな昔の作品を今手にとって読めるというのは
想像するだけでも、ワクワクドキドキしますね♫
当時の貴志祐介さんの今とは違ったパワーや世界観を
体験できるのでファンの方には本当に貴重な一冊だと思います。
こちらは2009年、「新世界より」発売直後に発表された作品。
あらすじは、後で紹介しますが発表時期が近いことから
世界観は割と似ているのかなという印象を受けました。
発表時期は、比較的最近ですが、小説の時代背景は1946年で
戦争が行われていた時代。昔の時代背景に触れられるのも
小説の醍醐味だと思います。当時の時代を追体験しながら
たっぷりと貴志祐介さんの世界観を堪能していただきたいと思っています。
さて、時代はまた現代が舞台です。
1冊の小説の中でいろんな時代背景を体験出来るのは、かなり楽しみなことですね。
そして、いろんな世界観を持った貴志祐介さん独自の世界を
存分に楽しめるとあって、私自身、今からワクワクドキドキが止まりません・・・!
発売までまだ少し先ですが、楽しみが出来て嬉しく思っています。
あらすじ
📚夜の記憶📚
水生生物の「彼」は、暗黒の海の中で目覚め、「町」を目指す。
一方三島暁と織女(はたおりの女)の夫婦は、南の島のバカンスで
太陽系脱出前の最後の時を過ごす。二つの物語が交錯するとき、
貴志祐介ワールドの原風景が立ち上がる。
なかなかに斬新な内容だなと、個人的に思っています。
まず、注目したのが水生生物の「彼」。
水生生物に対して、「彼」という一人称を持ってくるのが面白いし
気になるのが知性はあるのか?ということ。
「町」を目指したということは、知性を持った生物なのかなと思っています。
本能的にピンポイントで町を目指すことはなかなか出来ないと思うので。
町にたどり着いた水生生物と三島暁と夫婦がどう交わっていくのか?
期待したいところですね⭐️
📚呪文📚
文化調査で派遣された金城は、植民惑星『まほろば』に降り立った。
目的は、この惑星で存在が疑われる諸悪根源神信仰を調べるためだ。
これは、集団自殺や大事故などを引き起こす危険な信仰で、もしその存在が
認められたら、住民は抹殺される。
金城は『まほろば』の住民を救おうとするが・・・・・・。
「新世界より」発表直後ということで、世界観はどこか似ているような
気がしますね。とはいえ、そこまで時代が進んでいるわけではなく
時代背景として、現代に近い感じがしますね。
ただ、舞台として地球ではなく、別の惑星であることから
SF要素は盛り込まれているのかなと思います。
『まほろば』の住民とは、同じような人間の姿形をしているのか
興味のあるところですね。
📚罪人の選択📚
1946年8月21日、磯部武雄は佐久間茂に殺されようとしていた。
佐久間が戦争に行っている間に、磯部が佐久間の妻を寝取ったからだ。
磯部の前に出されたのは一升瓶と缶詰。
一方には猛毒が入っている。もしどちらかを口にして生き延びられたら
磯部は許されるという。果たして正解は?
これは、何だか心理戦の匂いがしますねー。
猛毒が入っているのは、一升瓶か缶詰か。
もし、何の手がかりもなく直感で選ばなければならないとしたら。
もしくは、佐久間茂によって何らかのヒントは出されるが
それを信用していいのかもよくわからなくなると思います。
仮に、生き延びられたとして、どう許すつもりなのか。
生き延びた方が恐ろしい結末が待っている、という展開も考えられますね。
📚赤い雨📚
新参生物、チミドロによって地球は赤く蹂躙された。
チミドロの胞子を含む赤い雨が世界各地に降り注ぎ、生物は絶滅の危機にあった。
選ばれた人間だけが入れるドームに、成績優秀のためスラムから這い上がった
橘瑞樹は、不可能と言われた未知の病気RAINの治療法を探る。
こちらの作品も割とSFで近未来な感じがしますね。
ただ舞台は地球なので、少し時代の進んだ世界が舞台背景なのかもしれませんね。
未知の病気RAINという存在も気になるし、生物の絶滅の危機から
どうやって立ち直っていくのか?が見どころかなと思います。
ポイントとなるのが、橘瑞樹という人物かなと。
かなり頭の回転が早いと思うので未知の病気や絶滅の危機から
救える唯一の存在かなと感じました。
もうこれは、もちろん貴志祐介さんのファンの方に一番に手にとって
ほしいと思っています。
幻の短編が収録されていたり、今回の小説はどれも単行本未収録作ということで
かなり期待が高まっているのではないでしょうか。
ファンの方は、もちろん貴志祐介さんの作品を読んだことがない方にも
ぜひ触れていただきたいなと思っています。
独特の描写があるので、苦手な方は苦手だと思いますが
一度手にとって頂いて貴志祐介さんの「独特な世界観」に触れてほしいなと思っています。
まとめ
さて私自身、貴志祐介さんの昔からのファンなので
かなり今回の小説発売には期待大です!
また発売されて読んだ感想を追記したいと思いますのでよろしくお願いします。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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