小説

【クジラの彼】内容紹介♪感想もお届けします!

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分48秒です。

こんばんは。ことのは。(@kotonohaho)です。

今日は有川浩ありかわひろさんの小説、「クジラの彼」の内容紹介と

一部ですが感想を書きたいと思います。

有川浩さんは、日本の女性小説家、ライトノベル作家。

デビュー作は、「塩の街 wish on my precious」でその作品で

2003年に電撃ゲーム小説大賞を受賞されています。

 

名前から男性に間違えられることが多いそうですが、

私も本屋さんで手に取ったときは男性だと思っていました^^;

調べてみて初めて女性と気づき思わずびっくりしてしまいました。

 

さて、この小説を読んでみようと思った理由ですが

私はくじらが好きで、タイトルに惹かれたのが一番の理由です。

あとは、短編集っぽく、ページ数が少なかったので

サクッと読みやすそうという印象だったので読んでみようと思いました^^

それでは早速内容を紹介していきます^^

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クジラの彼 内容とあらすじ

クジラの彼は、2007年1月に発売された自衛隊員の恋愛を描いた短編集。

「空の中」(2004年10月)「海の底」(2005年6月)の

スピンオフ作品も収録されていますので読んだことがある方は

ぜひこちらのスピンオフに触れてみるのもいいかなと思います。

 

クジラの彼は、6つの作品が収録されています。

クジラの彼

タイトルにもなっているこの小説のメインとなってくる作品だと思います。

物語は、潜水艦乗りの彼、冬原春臣ふゆはらはるおみとOLの中峯聡子なかみねさとことの出会いから始まります。

甘酸っぱい感じの恋愛と、潜水艦乗りという特殊な仕事をしている

冬原春臣との恋愛、中峯聡子が上司に付きまとわれて困っていたりと

問題が降りかかってきます。

それを乗り越えた先の2人の結末は・・・。

ロールアウト

航海設計士、宮田絵里みやたえりと幹部自衛官・高科たかしなとの航空自衛隊、次世代輸送機の

設計をめぐり、対立したことが2人の出会い。

 

ある設備の設計を巡り、高科の要望と現実問題の物理的なスペースと

重量の問題から対立。

 

しかし、宮田絵里は高科の要望を叶えたいと奮闘します。

最初は高科の要望を聞くつもりもなかった宮田絵里も

関わっていくうちに気持ちに変化が現れます。

次世代航空機が完成したら、告白するという宮田絵里。

その結末は・・・。

国防レンアイ

自衛官の伸下雅史のぶしたまさしと女教官・三池舞子みいけまいこ

職業柄、恋愛がうまくいかない舞子とそんな舞子に思いを寄せる雅史。

そんな雅史の気持ちも気づかず、いつも通りグチを吐き出す舞子。

我慢できなくなった雅史はついに8年越しの思いを舞子に伝えます。

恋愛に悩む舞子の見え隠れする女性らしさに注目です!

有能な彼女

冬原と聡子のその後と過去の自分たちと同じ境遇の夏木大和なつきやまとのぞみ

そんな夏木にアドバイスする冬原。

冬原と聡子のその後は?夏木と望が迎える結末は?

脱柵エレジー

自衛隊新隊員の清田和哉きよたかずやとその彼女。

厳しい訓練をこなす和哉と4日も会えないのは耐えられないという彼女。

そんな彼女のために脱柵(脱走のこと)するが、見つかってしまい

処分を受ける和哉。

和哉の優しさと彼女の身勝手さが描かれています。

4日も会うのを我慢できない彼女と、脱柵により半年の外出禁止を

言い渡されたと知った彼女がした決断は?

ファイターパイロットの君

三津菱重工の技術者・春名高巳はるなたかみと航空自衛隊の光稀みつき

高巳とのデートに普段はしないオシャレをする光稀のかわいい一面と

男勝りな話し方をするギャップに注目です!

子供の誕生日には遅くなっても駆けつける母の一面と

航空自衛隊という厳しい世界で生きる光稀の強さと女性としての一面が

見え隠れする作品です。

 

今回は、この6つの作品の中から2作品「クジラの彼」と「有能な彼女」の

感想を書いてきます。

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クジラの彼の感想

まず読んだ感想を一言で言うと「甘酸っぱい!」と思いました。

お互いに社会人でありながら、学生のような初々しさのある恋愛、

潜水艦乗りの冬原春臣となかなか会えないという日々を

仕事に打ち込みながらも寂しい思いをする中峯聡子。

 

出会ったその日からいい感じの2人の関係は出会う前から

惹かれあうことが決まっていたのかと思うぐらい息はぴったり。

相性もすごくいいと感じました。

 

潜水艦乗りだという春臣に、潜水艦はクジラに似ているという話をする聡子。

その視点はすごくおもしろかったし、その話に興味をひかれる

春臣にも好感が持てました。

出会ったばかりだというのに、朝まで会話に花を咲かせる春臣と聡子の

関係はすごくいいなぁと思ったし、まるで2人が出会うことは

決まっていたのかなと思うぐらいです。

 

そんな2人なので付き合うまでに時間はかかりませんでした。

しかし、潜水艦乗りという仕事柄、なかなか連絡を取れない

会うことも出来ないという春臣は聡子に

「もし我慢できなくなったら、俺と連絡取れなくても聡子が別れたいときに

別れたことにしていいよ」

「クジラの彼」28ページから引用。

と伝えます。

潜航している間は電波も届かないので連絡も取れず

電話もままならないのでメールでやりとりをしているんですが

そのメールも春臣からは、簡単な内容だけなので

次第に聡子は寂しさを募らせていきます。

 

そんなある日、久しぶりに再開したものの聡子は寂しさから思わず

「ハルが普通の会社員だったらよかったのになぁ」

「クジラの彼」39ページより引用

と言ってしまいます。

言ってから「しまった!」と思う聡子と、

「それって俺らが出会った前提自体が台無しじゃない?」という春臣。

このときの2人の切なさが伝わってきて、気持ちがすごく痛くなりました。

 

寂しいと感じる聡子の気持ちもわかるし、なかなか会えないのも

わかっている春臣の「別れたくなったら別れてもいいよ」というのも

特殊な仕事柄、そういうふうに考えてしまってもしょうがないのかなって。

 

春臣から別れを切り出すことはなさそうだけど、きっと過去には

なかなか会えないことから別れを切り出されていたから

最初にそう伝えるようにしたのかも。と思いました。

それから気まずさから連絡をしていなかったのに

突然聡子の部屋の前で待ってる春臣の気持ちが

すごく伝わってきて、すごく嬉しくなりました。

「聡子が待てなくなったらいつでもやめていいっていうのは、大前提なんだけど。

でも、やっぱりできるだけ待ってて。聡子が待っててくんなきゃ嫌だ」

「クジラの彼」58ページより引用

春臣が後にも先にも、こういうことを言ったのは

きっと聡子だけだったんだろうなと思うと

今まで、別れを切り出されても、黙って受け入れてきた

春臣の初めての気持ちを伝えた瞬間なんだろうなって

すごくキュンキュン✨しました^^

 

それぐらい聡子が居心地がよくてお互いに分かり合える

尊重し合える素敵な関係なんだなと思いました。

有能な彼女の感想

この作品は、「クジラの彼」の続きの話です。

何と、この作品では春臣と聡子は結婚しています。

さらに子供もいるので、

「あぁ、2人は幸せになったんだなぁ」としみじみ思います。

 

今回スポットが当たるのは春臣と聡子ではなく

春臣と同じ境遇の夏木大和なつきやまとのぞみカップル。

 

なかなか踏み込めない夏木を見ていると昔の自分を見ている気分になるのか

春臣は、夏木にアドバイスをしたり気にかけています。

春臣と同じ潜水艦乗りなので、連絡を取るタイミングなどは

「連絡を取った方がいい」と細かく伝えてくれます。

 

夏木のことを気にかけつつ、夏木の気持ちもちゃんと聞いてあげる

春臣の行動は、やっぱり以前の自分を見ているように

思うからなんだろうなぁと、ひしひしと感じます。

夏木にはちゃんと幸せになってほしい。伝えるタイミングを

間違ってほしくないという気持ちからあれこれ言ってるんだなって。

 

夏木は望がまだ社会人になりたてということと

まだまだこれから仕事で成長することがわかっているので

そのチャンスを「結婚する」ということで奪いたくないという

気持ちがあって、なかなか伝えられないでいます。

 

それでも、春臣からの後押しと、夏木が望の職場で

他の男性に囲まれているのを見て、不安を感じた夏木は

そのことも踏まえて話し合いをしたときに

お互いの気持ちを知ることが出来たので思い切ってプロポーズします^^

 

このときの夏木の緊張とそれを聞いた望の嬉しさは

すごく伝わってきて読んでいて嬉しくなります^^

こうしてまた幸せになっていく2人を見ていると

本当に嬉しいしこっちも幸せな気分になりますね♪

 

「クジラの彼」「有能な彼女」の共通点は

春臣と夏木は聡子と望がすごく好きなこと、ずっと一緒にいたいのに

伝えられないこと、聡子と望は他の一般的な仕事をしている人なら

何不自由なく会えて、寂しい思いをしなくてすむかもしれないのに

春臣と夏木以外、考えられないということ。

 

それぐらい気持ちが通じ合っていると思うし

きっと出会うべくして出会った2人なんだろうなって♪

 

読み終わったあとはすごくほっこりした気分になれるので

気になる方は読んでみてくださいね♪

まとめ

今回は「クジラの彼」から2作品の感想をお届けしました^^

他にも、自衛隊員の恋愛を描いた作品があるので

ぜひ手にとってみてくださいね。

自衛隊という厳しい職業と、女性であるというギャップ、

男勝りな一面と女性らしい一面が書かれている作品もあるので

そういうギャップを楽しんでみるのもいいなと思います^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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