小説

知ってはいけないことを知ってしまった子供たちの運命【新世界より 上】感想

この記事を読むのに必要な時間は約 22 分29秒です。

こんばんは。ことのはです。

みなさんは、新世界よりという

小説を知っていますか?

今回のブログでは新世界より(上)

読んだ感想と作者さんのこと、

用語の解説などをしていきます!

こんな人にオススメ!

●長編が好き

●非日常を味わいたい

●ドキドキ・ワクワク😊したい

作者さんについて

さて、この小説の作者さんは

貴志祐介(きし ゆうすけ)さんです。

知らない方のために説明すると

2012年に公開された映画「悪の教典」

原作者さんですね。

主演が伊藤英明さんでストーリーや

映像がかなり衝撃的だったので

覚えている方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか。

それでは貴志祐介さんのプロフィール

書いていきますね。

●貴志祐介さんプロフィール●

日本の小説家。

1959年1月3日大阪生まれ。男性。

ジャンルはホラー、ミステリー小説、

サイエンス・フィクションなど。

デビュー作は、「十三番目の人格 ISOLA」(1996年)

代表作に「黒い家」(1997年)、「青の炎」(2000年)

「硝子のハンマー」(2004年)、「悪の教典」(2010年)

「鍵のかかった部屋」(2011年)など。

主な受賞歴として、日本ホラー小説大賞(1997年)

日本推理作家協会賞(2005年)

日本SF大賞(2008年)

山田風太郎賞(2010年)

※Wikipediaより引用。

引用元URL

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B4%E5%BF%97%E7%A5%90%E4%BB%8B

少し余談ですが、プロフィールを

見て気づいたんですが今日1月3日

貴志祐介さんのお誕生日なんですね。

そのタイミングで貴志祐介さんの小説について

ブログを書けてまさしく引き寄せられている

思いました。

貴志祐介さんの作品に関してここ数年で

映像化が結構されています。

8年前の2012年に嵐の大野智さん、

女優の戸田恵梨香さんなどが出演で

ドラマ化されているのでこの辺りの作品からは

知っている方も多いかなと思います。

それでは、今までの作品を

一覧で載せておきますね。

●貴志祐介さんの作品一覧●

〈防犯探偵・榎本シリーズ〉

  • 硝子のハンマー(2004年4月 角川書店/2007年10月角川文庫)

  • 狐火の家(2008年3月 角川書店/2011年9月 角川文庫)

  • 鍵のかかった部屋(2011年7月 角川書店/2012年4月 角川文庫)

  • ミステリークロック(2017年10月 角川書店)

〈ノンシリーズ作品〉

  • 十三番目の人格 ISOLA(1996年4月 角川ホラー文庫/1999年12月角川書店)
  • 黒い家(1997年6月 角川書店/1998年12月 角川ホラー文庫/1999年11月【映画版】角川ホラー文庫)
  • 天使の囀り(1998年6月 角川書店/2000年12月角川ホラー文庫)
  • クリムゾンの迷宮(1999年4月 角川ホラー文庫/2003年2月 角川書店)
  • 青の炎(1999年10月 角川書店/2002年10月 角川文庫)
  • 新世界より(2008年1月 講談社【上・下】/2009年8月 講談社ノベルス/2011年1月講談社文庫【上・中・下】
  • 悪の教典(2010年7月 文藝春秋【上・下】/2011年11月 文藝春秋ノベルス/2012年8月 文春文庫【上・下】
  • ダークゾーン(2011年2月 祥伝社/2012年8月 ノン・ノベル/2017年12月 角川文庫)
  • 雀蜂(2013年10月 角川ホラー文庫)

〈エッセイ集〉

  • 極悪鳥になる夢を見る 貴志祐介エッセイ集(2013年9月 青土社)

〈アンソロジー〉

アンソロジーとは特定のジャンルから複数の作品をひとつの作品集としてまとめたものを指す。

「」内が貴志祐介の作品。

  • ベスト本格ミステリ2012(2012年6月 講談社ノベルス)「密室劇場」

【改題】探偵の殺される夜本格短編ベスト・セレクション(2016年1月講談社文庫)

  • ザ・ベストミステリーズ推理小説年鑑2013(2013年4月 講談社)「ゆるやかな自殺」

【分冊・改題】Symphony漆黒の協奏曲ミステリー傑作選(2016年4月講談社文庫)

  • SFマガジン700【国内篇】(2014年5月 ハヤカワ文庫SF)「夜の記憶」
  • サイドストーリーズ(2015年3月 角川文庫)「一服ひろばの謎」-『鍵のかかった部屋』番外編

〈単著未収録・未刊行作品〉

長編

  • 死が二人を結ぶまで(角川書店『KADOKAWAミステリ』

1999年11月号ー2001年8月号連載終了

  • 新世界ゼロ年(講談社『小説現代』2011年8月号ー連載中)
  • We are all alone(角川春樹事務所『ランティエ』2011年9月号ー2014年5月号 連載終了)
  • 擁壁の町(日本経済新聞社『日本経済新聞』2014年10月14日ー2015年12月28日 連載終了)
  • 赤い雨(文藝春秋『別冊文藝春秋』2015年6月号ー連載中)

短編

  • 凍った嘴(第12回ハヤカワ・SFコンテスト佳作)『S~Fマガジン』1986年11月号にあらすじのみ記載
  • 夜の記憶(早川書房『S~Fマガジン』1987年9月号、2009年4月号)
  • 呪文(徳間書店『SF Japan』2009年秋号)
  • 餓鬼の田(集英社『小説すばる』2009年11月号)
  • 罪人の選択(文藝春秋『別冊文藝春秋』2012年7月号)
  • 穴埋め問題(読売新聞社『読売新聞』2012年10月2日朝刊)

※Wikipediaより引用。

引用元

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC

登場人物

渡辺早季 「新世界より」の主人公。

気が強く好奇心旺盛な女の子。

12歳。繊細なところがあり、

誰よりも傷つきやすい。

しかし、持ち前の明るさと

得難い資質によって様々な

困難を乗り越えていく。

同じクラスの青沼瞬に片思い中。

秋月真理亜 燃えるような赤い髪が特徴の12歳。

大胆なところがあるが物事を

決めるのが苦手で同じクラスの覚や瞬、

早季に意見を求めることも。

伊東守に慕われている。

朝比奈覚 ホラ吹きで噂話が好きな男の子。12歳。

学校で起きた出来事や目撃された

生き物についての目撃談に詳しい。

しかし誇張して話す癖があり

あまり信用されない。

早季とは軽口を言い合える仲。

伊東守 ひどい癖っ毛が特徴の大人しく

傷つきやすい男の子。12歳。

自分自身からの発言は少なく

同意を求められたときに

同調するタイプ。

臆病な性格故に早季や覚、

瞬の大胆な行動に対して

反対意見を出すも

結局は押し切られてしまう。

真理亜を特別な存在として慕っている。

青沼瞬 成績が良く、頭脳明晰な男の子。12歳。

どこか大人びた印象があり早季たちの

グループのリーダーである。

優しく穏やかな性格。頭の良さから

いろんな角度から物事を考えられるが、

同時に好奇心もあるので

危険なことにも首をつっこんで

しまうこともある。

早季のことが好き。

渡辺瑞穂 早季の母親。図書館司書。

優しく穏やかな性格。

早季のことをいつも見守っている。

杉浦敬 早季の父親。早季たちが住む

神栖66町の町長。

優しくて温厚な性格。

天野麗子 大人しく、成績もあまりよくない

目立たない女の子。

最初は早季と同じ班だったけど、

気づけば・・・。

片山学 ルールを破ることを何とも思わない

冷たい一面や危険な思想の持ち主。

離塵師 清浄寺の僧侶。西堂が主な仕事。

西堂とは寺で教育を担当する

最上位の役職。

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あらすじ

舞台は1000年後の日本。

神栖66町(現在の茨城県神栖市)で暮らす

12歳の少年少女を中心に物語は進んでいく。

平和に暮らしていた早季たちが

「神の力」と呼ばれる呪力を手にしたことから

それまで平和に暮らしていた早季たちに

襲いかかる数々の困難。

果たして隠されていた過去とは・・・

用語解説

●悪鬼(あっき)●

呪力を人間相手に使うことを厭わない存在。

通常、呪力が使える人間には愧死機構が

備わっているので他の人間に対しては

呪力が使えないけど悪鬼に関しては

呪力による対人攻撃が可能になるので

悪鬼の体力がなくなるまで大量殺戮が

可能になります。

常に町の大人たちが悪鬼が現れないように

子供たちを管理しています。

それでも現れてしまったら手の施しようがなく

止める手段は基本的に存在しない。

偶然に悪鬼が死ぬか愧死機構の発動を覚悟で

誰かが刺し違えない限り、悪鬼の

大量殺戮は続きます。

●家路●

ドヴォルザークが作曲した交響曲で

「新世界より」の中で夕方になると

放送され、これを聞いた子供たちは

家に帰るように教えられています。

1000年という年月が経っているのにも関わらず

この時代の人たちは目に見えない存在に

怯えているところは遥か遠い昔に感じていた

恐怖と同じものかもしれませんね。

いわば「先祖返り」のような

現象かもしれませんね。

●神栖66町●

早季たち5人が住む自然に溢れた小さな集落。

あらゆる外敵から守られていて

子供達はのびのびと生活しています。

1000年後なのでもっと文明が発達してそうですが

環境としては、現代よりも以前の文明の機器が

存在していなかったころに近いです。

テレビ、携帯電話、パソコン、車、電車などは

この1000年後の日本では存在していないのが

おもしろい部分ですね。

●愧死機構(きしきこう)●

呪力が使える人間に備わっていて

呪力による対人攻撃をしないように

遺伝子に組み込まれている。

愧死機構の発生条件として

自分が人間を攻撃しようとしていると

脳が認識すると、不安、動悸、発汗などの

警告発作が起きる。この段階で攻撃を止めれば

警告発作は治りますが、それでも

攻撃を継続しようとすると、

低カルシウム血症の発作で窒息死するか

カリウム濃度の急増によって心停止する。

結果として呪力を発動できずに

自身が死んでしまうのが愧死機構です。

●攻撃抑制(こうげきよくせい)●

攻撃抑制とは強力な殺傷能力を持ち

社会生活を行う動物には

同種間攻撃を避けるための機構が備わっている。

オオカミやワタリガラスが

攻撃抑制を持っているがそれをそのまま

人間の遺伝子に組み込むだけではダメで

攻撃能力に見合ったものではならないと

指摘されています。

それだけ人間の遺伝子に組み込むには

より強力な攻撃抑制が必要になってくる。

そこで攻撃抑制と愧死機構を掛け合わせることで

対人攻撃が出来ないようになりました。

●業魔●

無意識に呪力が発動され、周囲の物が

奇怪な変貌をしてしまう。

悪鬼との違いは、呪力が自らの意志で使えるのか

無意識に発動するのかということ。

悪鬼は人を攻撃しようと呪力を使うのに対し

業魔は自分の意志とは関係なく

呪力が発動してしまう。

ここがすごく悲しいところなんですよね。

悪鬼は言わばいつもの精神状態ではなく

殺戮に酔って人格が支配されていますが

業魔は自分の意識はしっかりと保たれているので

自分が業魔になってしまったこと

無意識に発動する呪力によって

親や周りの人の遺伝子まで変えてしまい

死なせてしまうこと、などを全て

理解しているのでとても辛いと思います。

最終的には町から死を宣告され

毒薬を渡されるという悲しい結末を迎えます。

●呪力●

簡単に言い換えると超能力のこと。

1000年前から呪力を使える人間が現れ始めてこの

1000年後の世界では誰もが呪力を

使えるようになっています。

ただし呪力が現れるのは個人差があります。

手を使わずに物を動かす、壊れた物の修復

空中浮遊など習得すれば出来るようになります。

●全人学級●

呪力が発動した子供が入学する学校。

通常の学科の授業にプラスして

習得したばかりの呪力を使いこなせるように

するための能力開発の実習があります。

子供たちはここで呪力の基礎と

一人一人の得意分野を活かして

個別に課題が与えられます。

●猫騙し(不浄猫)

子供たちの間では猫騙し(ねこだまし)と

呼ばれていますが大人は

不浄猫(ふじょうねこ)と呼んでいます。

大人が呪力によって作り出した生き物で

呪力がうまく使えない子供、悪鬼と業魔に

なりそうな子供を事前に抽出し、

疑いのある子供はこの不浄猫によって

処分されます。

●八丁標(はっちょうじめ)●

外界と町を隔てるもの。

たくさんの紙垂が下がった注連縄のことで

外から流れてきた悪いものが

町に侵入してこないように

道切りの役目をしています。

この八丁標のおかげで町の中は安全で

蚊や毒ヘビなど人間を襲うものは

一切存在していません。

早季たち子供はこの守られた環境で

のびのびと過ごしています。

子供たちは八丁標の外には出ないように

言いつけられています。

八丁標の外には悪霊や妖怪がうろついていて

恐ろしい目に遭うと教えられています。

●バケネズミ●

呪力の使える大人たちを「神」として崇めている

齧歯類(げっしるい)。

見た目はネズミそのもので二本足で立っている。

人間の仕事を一部任せている。

言葉を話せるバケネズミもいる。

コロニーという集団を作って生活している

社会性を持った生き物。

コロニーに所属しているバケネズミは従順だが

外来種のバケネズミは人間を「神」とは

思っていないので平気で

攻撃をしかけてくる存在。

コロニーのバケネズミが

人間に対して攻撃をした場合

そのバケネズミは殺され、一番重い処分になると

コロニーごと抹殺されてしまう運命にある。

●風船犬(ふうせんいぬ)

怒ると風船のように膨らみ、威嚇をする。

その威嚇を無視し、人間が引かない場合

更に体を膨らませて最終的には爆発する。

以前に覚が風船犬について話していたときは

誰もが半信半疑だったが、

早季たちは夏季キャンプで実際に目撃する。

黒い体と地面スレスレの位置に

頭があるという特徴があり普通の犬サイズから、

太った羊ぐらいまで膨張する。

限界を超えれば風船犬は爆発し、

目の前の標的を巻き込む。

風船犬の骨はプロペラ状になっていて、

標的をズタズタにするという

恐ろしい変化を遂げている。

●万言(まんとら)●

呪力を発動させる時に唱える言葉。

一人一人違った言葉が与えられていて

万言は人に教えてはいけないとされている。

ちなみに覚の万言は虚空蔵菩薩の万言、

瞬の万言は最高位の仏様、大日如来に

属する光明真言。

これだけの年月が過ぎても、

神様の存在というものは引き継がれていて

その点もおもしろいところですね。

それと瞬に与えられた万言が最高位の

仏様というのも瞬にかけらえた

期待が表されていますね。

●ミノシロ●

全体の形状は、体調数十センチ〜一メートルほどの

芋虫ないし馬陸(ヤスデ)といったところだ。

頭部にはYの字の形に大きな頭触手が二本伸びており

その手前には、一対の小さな触角がある。

目は小さくて皮膚の内側に埋もれているため

視覚はぼんやりと明暗を感じられる程度の

限定的なものと思われる。

腹側には、イモムシかヤスデのような短い歩行肢が並んでおり

かなりの速度で歩行する。

※新世界より(上)より引用。

●ミノシロモドキ●

ミノシロは生き物なのに対し

ミノシロモドキは図書館端末であり

ミノシロモドキが持っているすべての情報は

その端末の中に記憶されています。

なので知りたい情報のキーワードを

言えば検索して答えを教えてくれます。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを

想像してもらえればわかりやすいと思います。

新世界より(上)を読んだ感想

ことのは。はいつも気に入った小説や音楽、

アニメなどは同じ話を何回も読んだり聴いたり、

見たりするんですがこの「新世界より」も

何度も繰り返し読んだ小説です。

それぐらい好きな小説だし、文章の表現方法や

細かなニュアンスの表現や描写が好きですね。

貴志祐介さんの小説はほぼ読んでいるのですが

その独特な言い回しや、

恐怖を感じるようなシーン、

グロテスクな部分の描写が

すばらしいと感じています。

すごく感情移入が出来て

まるでその場にいるかのような体験が出来て

読み終わった後、疲れることがあります。

幼少期から全人学級に入るまで

この新世界より(上)では、

早季たち5人の年齢は12歳。

幼少時代から呪力が現れて全人学級に

入るまでの状況と、全人学級に入ってからの

学校生活を中心に描かれています。

子供のころはただただ無邪気に夕方まで遊び、

「家路」が聞こえてきたら家に帰る・・・という

絵に描いたような幸せな

子供時代を送っています。

全人学級に入るまでに通う学校が、

「和貴園(わきえん)」という名前です。

人によっては

友愛園(ゆうあいえん)出身もいます。

おそらく地域によって

わかれているのかもしれませんね。

和貴園は入学はみんな同じですが、

卒業する時期は人によって変わってきます。

呪力の発現

その理由として、

卒業するには呪力の発現が条件だからです。

同級生がみんな一人、また一人と卒業していく中

主人公の早季だけはかなり

最後の方での卒業となります。

その時の取り残された早季の焦りと、

それでもまだ覚が残っているからという

一筋の希望と覚の卒業が決まったときの

絶望はすごく伝わってきて

心が痛むシーンですね。

やっぱり取り残されて一人になると

不安からいろんなことを考えてしまいますよね。

早季も焦りを感じていたと思いますね。

この頃の早季は「猫騙し」を見たと

親に伝え始めます。

不浄猫を見るということは新世界よりの中で

「かなり危険なもの」という認識があります。

親は早季を励ましますが、

早季のいないところでは親自身も危機感を

感じているシーンがあります。

その後、無事に早季の呪力は発現。

晴れて全人学級への入学が決まります。

このときなんですけど、初めて早季が

全人学級に行って覚や瞬、守と真理亜に

再開するシーンの会話に

注目してみると面白いと思います。

全人学級では班分けがされていて

早季、覚、瞬、守、真理亜の5人は一班です。

それぞれの班で夏季キャンプなどの学校行事を

行っていくんですね。

能力開発教室

呪力の基礎を習得するために行われているのが

●カードの家

●砂絵で伝言ゲーム

●搬球トーナメント

が行われています。

●カードの家

カードの家は、トランプを積み重ねていって

家のようにどんどん高くしていくやつですね。

それを手を使わずに呪力でトランプを操ります。

●砂絵で伝言ゲーム

砂絵で伝言ゲームは先頭の人がお題の絵を

砂絵で再現しそれを後ろの人にどんどん

伝えていって最終的にお題の絵に一番近い班が

優勝するというもの。

●搬球トーナメント

搬球トーナメントは大掛かりな学校行事で

フィールドを大理石の球を転がしてゴールに

落とし込めば勝利するというルール。

班別に競技をして、妨害側と

搬球側(攻撃する側)に別れて行われます。

・フィールドに手を加えるのは禁止

・同じ対象物に別の人が呪力を使わない。

同じ対象に複数の人が、呪力を向けると

虹のような干渉模様が現れて

極めて危険な状態になるとされています。

新世界よりの中で何度か止むを得ず

同じ対象に呪力を使っているシーンがありますが

その描写も面白いですね。

具体的に危険なことになっては

いなかったですけどおそらく呪力を

習い始めたばかりなのでそういうふうに

教えてもらってたのかもしれませんね。

さてこの搬球トーナメントについては

数ページに渡り書かれていて、ことのは。が一番

読むのに苦戦したところです。

特別に盛り上がる場面があるわけではなく、

個人的には少し単調な感じがしました。

ルール違反をしている生徒がいたりと

それなりに重要というか呪力を使うにあたっての

注意事項的な要素もありますが

他の出来事のインパクトが強くて何となく

あまり印象に残らない感じですね。

でもだからこそ、いいスパイスに

なっていると思います。

緊張感のあるシーンばかりでは疲れてしまうので

少し気楽に読める部分かなと思います。

その上で、しっかりとルール違反に

ついての危険性、同じ対象に呪力を使う

危険性など後々必要になってくることに

関してしっかり説明されているのは

さすがだなと感じますね。

●夏季キャンプ

搬球トーナメントが終わると、変わって

みんなの注目を集めるのが、全人学級の最大行事

「夏季キャンプ」です😊

先生がするのは日程の調整だけで

夏季キャンプのテーマ、探索する場所は

全て生徒に任せられます。

期間は一週間なので自分たちでテントを張り

ご飯も自分たちで準備をするので

子供たちにとってはとてつもなく

楽しいイベントですね♪

子供たちだけで、初めて八丁標の外に

出るので、もう大興奮間違いなしです✨

夏季キャンプでの印象に残っているのは

大きく分けて次の4つ。

●ナイトカヌー

●知ってはならない人間の歴史を知ってしまう

●呪力の凍結

●バケネズミに捕まってからの脱出劇

ナイトカヌー

夏季キャンプの初日に興奮が収まらない

早季たち5人は、ナイトカヌーをすることに。

組み合わせは、瞬と早季、真理亜と守、

は焚き火の見張り係でお留守番です(笑)

ここで、初めて瞬と早季の甘酸っぱいシーンが

書かれています。お互いに好き同士なんだなぁと

感じられるシーンですね。

といってもそんなに近づいたりするわけではなく

早季の手に瞬がそっと手を重ねる

瞬が湖の表面から呪力で波を消し

綺麗な鏡面を作り出し、空の星が

反射している中をカヌーで進むという

すごくロマンチックな表現がされています。

新世界より(上)の中で数少ない

ホッと出来るシーンの一つだと思います。

知ってはならない人間の歴史を知ってしまう

無事に夏季キャンプを進めていた5人ですが

ミノシロモドキを捕まえてみよう!という

話になり夏季キャンプで決められた

場所の範囲を超えて早季たちはどんどん

奥へ進んでいきます。

ミノシロモドキ(図書館端末)を捕まえた5人は

質問をします。

悪鬼や業魔は本当に存在するのか?

この質問をしたことにより、

5人は今の1000年後の日本に至るまでに、

人間がどんな歴史を送ったのか

子供が聞くには耐えられないような

血塗られた歴史を知ってしまいます。

この話を聞いていた5人はほぼ全員

気分が悪くなるなどの体調の変化が現れます。

特に守の反応は一番激しく

聞きたくないと叫びだす始末。

それぐらい衝撃的な内容なんですが

あの瞬がまだ続きを聞きたいというほど

聞きたくはないけど惹きこまれてしまう

内容だと思います。

「怖いもの見たさ」という言葉が

ピッタリくるシーンだと思いますね。

ここの緊張感はかなりすごいので

興味のある方は読んでみてくださいね😊

呪力の凍結

さて、ミノシロモドキの話を聞いてしまった

5人は、離塵師によって

呪力を凍結されてしまいます。

新世界よりの世界には「倫理規定」という

現代でいう法律のようなものがあり

これを破ってしまった5人には

「呪力の凍結」という罰が下ってしまいます。

もう2度と呪力を使えないと嘆く覚と

「また使えるようになる」と

希望を捨てない早季。

この男女での考えの違いがあるところに

早季の「強さ」が表れているなぁと思います。

呪力を凍結されるという絶望的な状況の中

希望を捨てないのは

「早季の強さ」だなと思います。

バケネズミに捕まってからの脱出劇

さて、呪力を凍結されてしまい、

離塵師に着いていくしかない5人。

その途中でバケネズミの外来種に襲われます。

5人の呪力を凍結してしまった今、

戦えるのは離塵師ただ一人。

ここで離塵師が凍結した

呪力を戻してくれないかと密かに

期待してしまいました(笑)

バケネズミの外来種からは無事逃げだせたものの

風船犬の出現によって

離塵師は命を落としてしまいます。

誰一人、呪力が使えない中で

放り出された5人はとてつもなく怖いだろうし

心細いだろうなと思いました。

瞬は5人バラバラに逃げるように提案をして

逃げている途中で早季は転んでしまい

それを助けに来た覚と一緒に

バケネズミに捕まってしまいます。

呪力が使えない中、知恵を絞って

バケネズミの元から逃げ出した覚と早季は

ここで人間に忠実な

塩屋虻(しおやあぶ)コロニーのスクィーラと

出会います。

バケネズミは呪力を使える人間だから

崇めているのであり、呪力の使えない

覚と早季に対してどういう

行動を取るかわからないということから、

呪力が使えないことは言わないまま

塩屋虻コロニーが野営している

場所まで連れて行ってもらいます。

さっき見た外来種のバケネズミを

駆除してほしいと依頼された覚と早季は、

塩屋虻コロニーの野営地から抜け出します。

その途中で幾度ものピンチに襲われ

崩れた土砂によって閉じ込められた覚と早季。

そこで早季の機転により、

覚の呪力を復活させます。

ここから、覚一人で外来種の

バケネズミに対する反撃が始まります。

まとめ

さて、新世界より(上)の感想を

お届けしました!

平和な日常と非日常がうまく絡み合って

リラックスして読めるところと

緊張感MAXでかなり惹き込まれてしまう

このバランスがとてもいいなと思います。

●長編が好き

●非日常を味わいたい

●ドキドキ・ワクワク😊したい

こんな方はぜひ、読んでみては

いかがでしょうか♪

緊張感のあるところは一気に読めるぐらい

集中できるしそれ以外のところは割と

まったりと読めるのでいい感じの波があって

読んでいて楽しいですよ♪

それでは最後までお読みいただき

ありがとうございました。

感謝 イラスト

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