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【新作小説】山田宗樹さん【ミレニアム・レター】作者さんと内容考察

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分5秒です。

こんばんは。ことのは。です🍀

今日は山田宗樹さんの新作小説「ミレニアム・レター」を紹介します!

「ミレニアム・レター」っていうタイトルが神秘的?というか

幻想的な感じがして好きですね^^

どんな内容なのか、作者さんはどんな人なのか触れていきたいと思います。

作者について

著者名           山田宗樹やまだむねきさん

出身地           愛知県犬山市

生年月日          1965年11月2日

職業            小説家。以前は製薬会社勤務。

受賞歴(候補)

●1998年 「直線の死角」で第18回横溝正史ミステリ大賞受賞

●2012年 「百年法」で第3回山田風太郎賞候補

●2013年 「百年法」で第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、

第10回本屋大賞第9位、第26回山本周五郎賞候補

●2016年 「代体」で第7回山田風太郎賞候補

Wikipediaより引用

山田宗樹さんについていろいろ調べるとTwitterが出てきたので拝見しました。

小説の紹介、日常のこと、小説を書くことの悩み、苦しみ、喜びなどがツイートされていて感情豊かな方という印象を受けました。

日常ツイートは割とくだけた感じの文章ですが、小説に関してのツイートは丁寧に書かれていてさすが、作家さんだなという感じですね。

普段はあまり目に見えない作家さんならではの悩みなどを身近に感じ取れるので気になる方はTwitterをのぞいてみてくださいね。

山田宗樹さんTwitter

山田宗樹さんの作品一覧

📚単行本📚

●直線の死角 1998年5月 角川書店/2003年5月 角川文庫

●死者の鼓動 1993年3月 角川書店/2010年10月 幻冬舎文庫

●黒い春   2003年3月 角川書店/2005年10月 幻冬舎文庫

●嫌われ松子の一生 2003年2月 幻冬舎/2003年6月 幻冬舎スタンダード

2004年8月 幻冬舎文庫【上・下】

●天使の代理人 2004年5月 幻冬舎/2006年4月 幻冬舎文庫【上・下】

●聖者は海に還る 2005年3月 幻冬舎/2008年4月 幻冬舎文庫

●ゴールデンタイムー続・嫌われ松子の一生 2006年5月 幻冬舎/2008年10月 幻冬舎文庫

●ランチブッフェ 2006年7月 小学館

👉収録作品:二通の手紙/混入/ランチブッフェ/電脳蜃気楼/やくそく/やまの子

●ジバク 2008年2月 幻冬舎/2010年4月 幻冬舎文庫

●人は、永遠に輝く星にはなれない 2008年6月 小学館/2011年2月 小学館文庫

●魔欲 2009年4月 角川書店/2012年7月 角川文庫

●乱心タウン 2010年3月 幻冬舎/2012年10月 幻冬舎文庫

●百年法 2012年7月 角川書店【上・下】/2015年3月 角川文庫【上・下】

●いよう! 2013年2月 ポプラ社

●ギフテッド 2014年8月 幻冬舎/2016年8月 幻冬舎文庫

●代体 2016年5月 KADOKAWA/2018年5月 角川文庫

●きっと誰かが祈ってる 2017年9月 幻冬舎

●人類滅亡小説 2018年9月 幻冬舎

📚アンソロジー📚※異なる作者による作品を集めたもの。「」内が山田宗樹さんの作品。

●さむけ 1999年4月 祥伝社文庫蟷螂かまきりの気持ち」

📺映像化作品📺

《テレビドラマ》

●直線の死角 1998年12月21日 TBS「月曜ドラマスペシャル」枠で放送、主演:渡辺謙

嫌われ松子の一生 2006年10月12日ー12月21日、全11話 TBS系 主演:内山理名

黒い春      2007年3月21日 WOWOWドラマW」枠で放送 主演:高嶋政伸

天使の代理人   2010年9月6日ー10月29日 全39話 フジテレビ系 主演:高畑淳子

《映画》

嫌われ松子の一生 2006年5月27日公開 配給:東宝 監督:中島哲也 主演:中谷美紀

作品について

タイトル      ミレニアム・レター

価格        740円+税(税込814円)

発売日       2020年3月10日

ジャンル      エンタメ・ミステリー

ページ数      304ページ

判型・造本・装丁  文庫判

初版奥付日     2020年3月10日

⚠️注意⚠️

今回、発売される「ミレニアム・レター」2006年7月に発売された「ランチ・ブッフェ」の文庫版です。

収録作の一つを長編版の原型「代体」と入れ替えられています。

また、巻末にそれぞれの作品の簡単な解説も追加されていますので、以前に「ランチ・ブッフェ」を読んだ方でも楽しめる内容になっているのかなと思います♫

「代体」に関しては、長編版の原型ということで、こちらも読むのが楽しみですね^^

ファンの方には嬉しい内容ではないでしょうか( ´∀`)ちなみに、どの作品が「代体」と入れ替わるのかはわからないので、発売してからのお楽しみですね♫

ランチブッフェの収録作品

●二通の手紙

●混入

●ランチブッフェ

●電脳蜃気楼

●やくそく

●やまの子

この中のどれかが入れ替わるので、何と入れ替わるのか予想するのも楽しみですね。

皆さんは、何が入れ替わると予想されますか?(*´꒳`*)

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ミレニアム・レターについて感じたこと

ミレニアム・レターは、ミステリーからホラーまで幻の短編集が文庫化されたもの。

山田宗樹さんのファンはもちろん、小説好きの方にとっては、「幻の〜」とつくと読みたい衝動に駆られるものではないでしょうか。

私も今から、作品を読める日が楽しみでしょうがないです♫

正直、今まで本は好きであったものの、かなり偏った読み方(好きな作家さんだけ読む)をしていたのですがブログを始めたこともあって、いろんな方のいろんな本や小説を読むようになって、楽しくてしょうがないです(≧∀≦)

笑い、涙、恐怖、切なさという喜怒哀楽が詰め込まれた1冊になりそうですね。

私自身、ミステリー好きだし、映像として見るのは苦手ですが小説なら平気なのでホラーもすごく内容が気になりますね♫

10年前に自分に宛てた手紙が届くというのも気になるし、この作品がホラーなのかな?ミステリーなのかな?と想像するだけでワクワクしています☆

初めて読む作家さんの初めての作品なので、本当に楽しみでしょうがないですね。

タイトルから想像するに、「二通の手紙」というのがホラーっぽいかなと思います。

「混入」がミステリーっぽいというか、何か事件が起こりそうな感じですね。

 

巻末に説明が書き下ろされるということで、初めて読む方にも優しくわかりやすい1冊になりそうですね。

山田宗樹さんの作品に初めて触れられる方は、まずこの1冊を買えば、世界観が掴めるんじゃないかなと思います。

既に読んだことあるという根っからの山田宗樹さんファンの方も改めて、その世界観に触れてみることでまた新しい発見があるかもしれませんね^^

短編版の「代体」の原型がどんなものなのか、違いを楽しむのもいいですね♫

収録作品と感想

収録タイトル

ミレニアム・レター

混入

ランチブッフェ

電脳蜃気楼

やくそく

代体

これが実際に収録されたタイトルですね。

代体と入れ替わったのはやまの子という作品ですね。

それでは一つ一つ、簡単に感想を書いていきます。

ネタバレあり
ミレニアム・レター

一人暮らしをする横河哲生のもとに、届いた2通の手紙。

それは10年前の自分自身と当時の妻から届いた手紙。

それが今、横河哲生のもとに届くところからストーリーは始まります。

その手紙を読んで、懐かしくなった横河哲生は元妻の横河美佐子に連絡をしようと、電話をかけます。

しかし、緊張してしまって電話を慌てて切ってしまいます。

手紙を出したのが25歳。手紙が届いたのが35歳。

そんな大人になっても、久々に電話をかけるというのは緊張するんだなぁと思いました。

電話越しにドキドキしている様子はまるで思春期の男の子のような感じがして可愛らしく感じられました。

耐えきれず電話を切ってしまった横河哲生ですが、何とその後、美佐子から電話が!!

この呼び出し音が鳴ってる間にいろんな考えや緊張が出てきて

電話切っちゃうの何かわかりますねー。

妙なドキドキがありますよね。こういうときの電話って(^ ^)

久しぶりに交わされる会話から緊張が伝わってきて、

まるで付き合い始めた頃の初々しさがありました(^ ^)

そして2人は思い出の場所で会う約束をします。おそらくこの後2人はよりを戻したんだろうなぁとすごく甘酸っぱい気持ちに読み終わってからなりました♫

ただ、その手紙が10年後の住所に届いたのかが不明です(笑)

住所が変わっていたのに、事前にリサーチしてたってことなんでしょうか(笑)

混入

農薬開発研究所が命運をかけて開発した新製品を使った農家からクレームが。

その農家を訪ねると、その新製品を撒いた田んぼは真っ赤に染まっていた!

というところから物語はスタートします。

被害にあった葉を研究所に持ち帰って調べたところ、被害を出したのは

農薬開発研究所が開発した新製品ではなく別の除草剤が混入されたことが原因でした。

自分たちのせいではないと、ホッと胸をなでおろしますが、

では、その原因を作ったのは誰なのか?

その結末は、新入社員の緒方恵子の細かい着眼点によって解決します^^

さて、その犯人の正体は・・・。

ランチブッフェ

春の穏やかな午後、主婦が集まってランチブッフェを楽しみながら主婦ならではの

会話が繰り広げられる。

まず料理がすごくおいしそうですね^^

主婦たちは、たくさんの種類を少しずつ取ってきて、気に入った物を探して食べるという

贅沢な楽しみ方をしています。

ひたすらに美味しいランチを食べながら、おしゃべりに花を咲かせる4人の女性。

何か事件が起こるわけでもなく、ただただ

家のこと、学生時代の頃のこと、クラスメイトのこと、噂、やりたいことなどを

ひたすら語るだけです。

でも、こういう何気ない生活の一部を小説にするのは面白いと感じました。

女性特有の会話の引き出しの多さ、テンポでたくさんの話をしています。

これこそ女性の特権だし、ストレス発散になっているのは間違いないですね。

最後には、華やかな活動をした級友を呼ぼうという話になって、

「来てくれるといいね」とほっこりしてこの物語は終わります。

ただ女性が喋ってご飯を食べているだけですが、女性ならではのこういう日常を覗けるのはおもしろかったですね。

男性とはまた違った女性ならではの会話をお楽しみください♫

電脳蜃気楼

久しぶりに再会した倉田昭義と桜井銀介。

銀介の部屋を訪ねた倉田は、そこで株をやってみないかと持ちかけられます。

倉田は講習会で株について勉強し、株を始めます。

順調に稼ぎ始めたころ、銀介に株仲間を紹介され

そこにいた全員で一気に稼ぐという作戦を聞かされます。

倉田は親の定期預金を解約させて、株トレードの口座に振り込みます。

この時点でもう嫌な予感しかしなかったんですが。。。

見事にその作戦は成功し、株は倍になってトレード完了。

翌日になって銀介と連絡が取れないことからマンションに向かう倉田。

しかし、そこには銀介の姿はなく。。。

やっぱり!という感じでお金を持って逃げられてしまうんです。

それは他の株仲間も同じ。やっぱりこういう話には何か裏があると思った方がいいですね。

やくそく

これは、もう怖かったですね。

最初は幸せな夫婦ですが、旦那さんが途中から「まさか」という思いから

確信に変わる瞬間がすごく恐怖が伝わってきましたね。

もうすぐ産まれる子供に会えるのを楽しみにしていた2人が

幸せいっぱいに今か今かと待っているんですが、

妻が子供の名前を「理紗にする」と言ったときに旦那さんの脳裏には

過去の記憶が蘇ります。

昔、付き合っていた彼女で病気によりいなくなってしまうんですが、

その彼女の名前が「理紗」なんです。

「生まれ変わったら結婚しよう」と言い残す理紗。

子供が5歳になりそこではっきりと「徹也くん」と旦那さんの名前を呼ぶ理紗。

間違いなく生まれ変わっていますよね。

この後、理紗が成長してどういう展開になるのか。

今の奥さんと昔の彼女が親子関係という、しかも生まれ変わったら結婚する約束を

しているのでこの家族が無事に過ごせたらいいなぁと思います。

旦那さんがお腹の中の子供が「理紗」だと確信したときは

背筋が寒くなるぐらいの怖さを感じました。

代体

この作品も、さっきの「やくそく」とはまた違った怖さがありましたね。

自分自身の意識を「代体」に転送させ、作られた体でしばらく生活するというもの。

なぜそんなことをしているかというと、怪我をしてその間の治療に対して

苦痛を感じることなく治すため。

意識さえ抜け出してしまえば痛みを感じることなく

怪我を治すことができるということですね。

代体を使って怪我の治療をしていた樫山は怪我が治ったので

元の自分の肉体に意識を転送し、以前と同じ生活を送る予定でした。

しかし、意識を転送したときに代体の中に意識の一部が残ってしまうという事件が発生。

代体が意識を保っていられる時間は限られているので悩んだ末に

樫山は代体に残った意識を見捨てることを決意。

そのことでずっと悩んでいた樫山の元に1人の男が現れます。

その男は何と消滅したと思われた樫山の意識を持った人間です。

樫山の元に現れた斎藤という男は、代体で生活しているときに事故に遭い

代体と意識が消滅。残されたのは斎藤の肉体。

その肉体に、残っていた樫山の意識を転送し、

肉体は斎藤、意識は樫山という1人の人間が出来上がりました。

そうして、樫山の元に現れた斎藤は

「恵理は元気にしてますか」と妻の状況を聞くところで終わります。

何とも不思議な話ですが、残された樫山の意識の絶望した気持ちはすごく伝わってきて

まるでその場で体験しているような「痛み」を感じました。

まとめ

さて、ミレニアム・レター発売まであと9日。

何度も書いていますが、本当にワクワクドキドキが止まりません^^

やっぱり本はいいものですね🍀

また読んでから感想を追記しますのでその際はよろしくお願いします。

ファンの方のご意見もよければ聞かせて頂ければと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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